【2022】お通夜の服装の注意点は?夏・冬、男性・女性・子供別のマナー

お通夜の服装一般知識・マナー

お通夜に参列する際、どのような服装にするべきが悩む人も多いことでしょう。

本葬となる葬式ほどではないものの、お通夜も故人を見送るための大切な儀式ですから、故人や遺族に失礼のないような服装で参列したいものです。

では、お通夜に相応しい服装とは、一体どのようなものなのでしょうか。

今回は、お通夜の服装の基本や注意点について、具体例を交えて詳しく紹介しましょう。

お通夜の服装の基本

法要に参列する人々

お通夜の服装は、故人との関係やお通夜が行われる季節などによって、押さえておくべき基本があります。

まずは、お通夜の服装の基本を学び、どのような立場・季節でも問題なく対応できるようにしましょう。

親族のお通夜の服装

故人と一番近しい間柄になる遺族・親族は、故人が亡くなったことにより喪に服する立場にあるので、それに相応しい服装を心掛けてください。

具体的な服装の例は、次のようになります。

基本は正喪服

遺族や親族がお通夜に参列するときの服装は、「正喪服」が基本です。

正喪服とは、喪服の中でも一番格が高い服装のことで、故人と近しい間柄にある遺族・親族は、喪に服する意味も込めて「正喪服」を着用します。

ただし、もし故人を家族葬などの小規模葬で見送る場合は、もう少し格を下げた「準喪服」でも大丈夫です。

間に合わない場合でも準喪服以上

お通夜は、故人が亡くなってから24時間以内に行われることがほとんどなので、遺族・親族であっても正喪服が間に合わないこともあるでしょう。

そのような場合は、光沢のない生地のブラックスーツやワンピースなどの準喪服で参列し、遺族側として失礼のない服装をしてください。

参列者のお通夜の服装

お通夜に参列する人の服装は、遺族・親族よりももう少し緩やかです。

しかし、急な訃報であったとしても、守らなければならない服装の基本はありますので、お通夜に相応しい服装とはどのようなものなのかを知っておきましょう。

お通夜に参列する人の服装の基本は、次のとおりです。

基本は準喪服以上

一般参列者の人は、「準喪服以上」の服装を基本にしましょう。

準喪服とは正喪服の次に格がある服装のことで、男性なら光沢のない黒生地のスーツ、女性は黒のワンピースやツーピースなどです。

間に合わない場合は略喪服でも良い

もし急な訃報により間に合わない場合は、略喪服でお通夜に参列しても問題ありません。

略喪服とは、喪服としては一番格下な服装で、男性は黒やダークグレイのスーツ、女性や黒や濃紺のワンピースやツーピースなどです。

ただし、略喪服は普段の服装に近くなりますので、できるだけ無地で目立たない服装になるよう気をつけましょう。

夏の服装で気をつけること

夏にお通夜に参列する場合、服装で気をつけなければならないのは肌の露出です。

夏用の喪服があれば一番良いですが、準喪服や略喪服での参列になると、どうしても生地が薄くなったり襟ぐりが開き気味になります。

しかし、お通夜は正式な儀式の場なので、肌の露出度が高い服装は相応しくありません。

たとえ黒生地の服であったとしても、透け感がなく露出度の低い服装にしましょう。

冬の服装で気をつけること

冬場のお通夜に参列する場合、喪服だけではなく防寒着にまで気をつけなければなりません。

特に、喪服の上から着用するコートは、男女共に気を配るべきポイントです。

冬場のお通夜で着るコートは、黒やダークグレーを基本の色にし、金具・ファー・フードが付いていないものを選びましょう。

 

また、ダウンジャケットや毛皮のコートなどは、たとえ基本色を押さえてお通夜には相応しくありませんので注意してください。

女性が冬場のお通夜に参列する場合、防寒対策としてストッキングを厚めにすることがありますが、あまり分厚いストッキングだと、おしゃれ感が出てしまい失礼と捉えられることもあります。

ストッキングは、「少し肌色が見える程度の厚さ」が良いとされていますので、30デニールを基準にしてみましょう。

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男性のお通夜の服装

男性のお通夜の服装は、基本となる小物に喪服を合わせるのですが、具体的な例を知っておくと用意する時に迷いません。

ここでは、男性のお通夜で用意するべき基本の小物と、喪服の具体的な例をご紹介しましょう。

ブラックフォーマルか羽織り袴

冠婚葬祭で着用するブラックフォーマルのスーツは、お通夜の席でも恥ずかしくない男性の正喪服です。

白のワイシャツと黒のネクタイを締め、ブラックフォーマルのスーツを着用しましょう。

ブラックフォーマルのスーツ以外では、黒無地の紋付羽織りと袴が正喪服になります。

ただし、羽織り袴で参列する場合は着付けが難しいかも知れませんので、着付けのことまで考慮して決めるようにしてください。

ブラックスーツ

ブラックフォーマルより格下ですが、黒無地のブラックスーツも男性の準喪服としてお通夜に着用できます。

「ブラックフォーマルとどう違うの?」と迷う人もいますが、ブラックスーツとフォーマルスーツでは、生地の質感や黒の色合いが根本的に違うため、お店で買い求める際には注意しなければなりません。

もし悩むようであれば、紳士服専門店の人に相談してみましょう。

白いワイシャツ

お通夜に参列する際は、上着の下に白いワイシャツを着ます。

色や模様が入っているワイシャツは、お通夜という儀式の場には相応しくありませんので、白のワイシャツを用意して着用するようにしましょう。

黒のネクタイと靴下

お通夜の服装をブラックフォーマルやブラックスーツにする際は、白いワイシャツに黒のネクタイを合わせ、足元にも黒の靴下を履きます。

黒の靴下は、最低でもスネの下あたりまで長さがあるものを用意し、光沢や模様がないものを選んでください。

靴下のかかとや爪先にも注意し、穴が空いていたり生地が薄くなっていないかを確認しましょう。

黒い合皮の革靴

お通夜の席では、殺生につながる持ち物を身につけることはできません。

したがって、ブラックフォーマルやブラックスーツに合わせる革靴も、本革ではない合皮の黒い革靴を用意しましょう。

黒い合皮の革靴であっても、金具が付いていたり光沢のある靴は履いてはなりません。

お通夜に参列する際は、黒い合皮の革靴で金具がついてないものを選んでください。

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女性のお通夜の服装

お通夜の参列する女性の場合、服装の種類も多いので準備をする際に悩む人も多いことでしょう。

女性のお通夜の服装は、ブラックフォーマルを基本にすると比較的簡単に揃えることが可能です。

では、お通夜の席に相応しい服装とはどのようなものなのか、具体的な例をお伝えしましょう。

ブラックフォーマルのスーツやアンサンブル

ブラックフォーマルのスーツやアンサンブルを洋装の基本にすると、急なお通夜の服装も悩むことがありません。

アンサンブルとは、簡単に言えば「最初から組み合わさっている洋服」のことで、ワンピースやスカートにジャケットを組み合わせて着用します。

黒のジャケットにスカートの組み合わせなら、インナーが黒であればお通夜の席に相応しくなることでしょう。

黒のジャケットにワンピースの組み合わせたアンサンブルなら、ジャケットを脱いでもワンピースだけで着用でき、夏場のお通夜でも困りません。

ブラックフォーマルのスーツやアンサンブルは1着あるだけでも上手に着まわせますので、冠婚葬祭用に用意しておくと良いでしょう。

黒無地か白無地の着物

黒無地の着物と帯という服装も、お通夜に参列する女性に相応しい装いです。

地域によっては、夫を亡くした女性が「再婚をしません」という意味で白無地の着物と帯を身につけることもありますが、こちらもお通夜に参列する女性の遺族には相応しいでしょう。

ただし、着物は着崩れないように着付けなければなりませんので、自分で着付けることに不安ある場合には美容室に相談してください。

黒のストッキング

黒のスーツやアンサンブルでお通夜に参列する女性は、足元が素足にならないよう黒のストッキングを履くようにします。

特に女性の場合、お通夜の席では肌の露出を避けなければなりませんので、黒のスーツやアンサンブルに合わせて黒のストッキングを用意しましょう。

黒でヒールが低いパンプス

女性が洋装でお通夜に出席する場合は、黒の合皮でヒールが低いパンプスを履きます。

目安となるヒールの高さは3センチほどで、ピンヒールや足首をストラップで留めるものは避けましょう。

また、お通夜では華美な服装はNGなので、金具や飾りが付いているパンプスは選ばないようにしてください。

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子供のお通夜の服装

お通夜に参列する子供も、お通夜に相応しい服装をするのが礼儀です。

では、子供がお通夜に参列する場合はどのような服装をするべきなのか、具体的な例を紹介しましょう。

制服

子供の年齢が幼稚園以上で、制服で通園・通学しているのであれば、制服でお通夜に参列するようにします。

最近ではデザイン性の高い制服もありますが、子供にとっては制服が一番の正装になるので、制服でお通夜に参列しても問題ありません。

ただし、制服に汚れが付いている場合はきちんと洗い、綺麗な状態で着用させるように注意しましょう。

黒かダークグレーのズボンやスカート

子供に制服がない場合は、黒かダークグレーのズボン・スカートを用意します。

もし生地に模様が入っていても、目立たない程度なら問題ありません。

上着も黒かダークグレーで統一し、お通夜に相応しい服装に整えましょう。

白いシャツ

お通夜に参列する子供のインナーは、できるだけ白いシャツにします。

白のワイシャツがあれば一番良いですが、ないようなら白のポロシャツを代用しても大丈夫です。

ただし、華美な印象になるとお通夜の服装としては相応しくありませんので、模様はワンポイント程度のものを選びましょう。

黒い靴

お通夜に参列する子供の靴は、黒のローファーやスニーカーなどを用意してください。

もし用意が間に合わなければ、ダークブラウンや紺色の靴で代用します。

子供向けのキャラクターがついた靴や歩くと音が出るような靴は控え、お通夜の場に相応しい子供靴を選びましょう。

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お通夜の服装でよくある疑問

悩む女性

お通夜の服装を準備する人には、共通してよくある疑問を持つ人も少なくありません。

ここでは、お通夜の服装でよくある疑問とその回答をお伝えします。

疑問①:お通夜で喪服を着たら準備していたと思われる?

お通夜の服装で特に多いのは、「お通夜なのに正装したら準備をしていたと思われるのでは?」という疑問です。

確かに、突然の訃報に駆けつけるお通夜の席で正装をしていると、まるで故人の死を予想していたように感じるかもしれません。

しかし、お通夜の席であっても喪服をきちんと着用するということは、故人と遺族に最大の敬意を払っていることになります。

したがって、お通夜の席で喪服を着ても問題はありません。

高校卒業を機にブラックフォーマルを揃えることもありますので、喪服が用意できるのであれば喪服でお通夜に参列しましょう。

疑問②:喪章を付ければ喪服でなくて大丈夫?

喪服が用意できなくても、喪章をつけていれば問題ないと考える人もいます。

しかし、実は喪章とは「喪に服している人がつけるべきもの」です。

つまり、喪章をつけるのは喪に服する遺族・親族なので、一般参列者が喪章だけで参列するのはあまり良い方法とは言えません。

急なお通夜への参列は慌てることも多いですが、せめて略喪服になるようなスーツやジャケットなどを用意し、お通夜に相応しい服装で参列しましょう。

疑問③:どうしても喪服が間に合わない場合はどうする?

喪服を用意する時間がどうしてもない場合は、できるだけ黒に近い色で服装を揃えましょう。

たとえば、ダークグレーのビジネススーツに黒のネクタイを合わせたり、黒無地のセーターに黒のスカートを着るだけでも、故人や遺族に哀悼の意を伝えられます。

どうしても喪服が間に合わない場合は、「黒か黒っぽい色」「無地の生地」「露出が少ない」という点を意識して、喪服に近い服装をコーディネートしてみてください。

疑問④:仕事帰りに参列する場合どうすれば良い?

時間の都合上、仕事帰りにお通夜に参列する人も多いことでしょう。

お通夜は本葬の前に行われる儀式なので、仕事着が略喪服に近いのであればそのまま参列しても問題ありません。

たとえば、男性の場合はビジネススーツ自体が略喪服になるため、ネクタイだけ黒に変えればお通夜に相応しい服装になります。

女性の場合も同様で、ジャケットとスカートやパンツルックの組み合わせでも、色が黒っぽいものであれば大丈夫です。

足りない持ち物はコンビニなどで用意し、お通夜に相応しくなるよう整えてから参列しましょう。

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お通夜の服装の注意点

葬儀で並ぶ男女

お通夜の服装を用意する際には気をつけなければならないことがあります。

では、具体的にどのようなことに注意するべきなのか、お通夜の服装の注意点を紹介しましょう。

注意点
  • 光沢がない生地の服を選ぶ
  • アクセサリーは真珠か結婚指輪だけにする
  • 髪型・髪色まで気を配る
  • 殺生につながる持ち物は身につけない

注意点①:光沢がない生地の服を選ぶ

お通夜の服装は黒やダークグレーの生地が基本ですが、基本色であっても光沢のある生地は相応しくありません。

たとえば、シルクやサテンなどは慶事の際によく見られますし、ポリエステルで表面がツルツルしている生地だと、服の動きに合わせて光が反射してしまいます。

お通夜の服装を選ぶ際は、使用されている生地の光沢にまで気を配りましょう。

注意点②:アクセサリーは真珠か結婚指輪だけにする

お通夜を含めた葬儀の場では、基本的にアクセサリーをしてはならないとされています。

もしアクセサリーをつける場合でも、お通夜で身につけられるものは真珠の一連ネックレスや一粒真珠のイヤリング・ピアス、結婚指輪だけです。

それ以外のアクセサリーはマナー違反なので、アクセサリーを選ぶ際は注意してください。

注意点③:髪型・髪色まで気を配る

服装だけがきちんとしていても、髪型が乱れていたり派手な髪色をしていると、それだけでお通夜という場に相応しくなくなります。

お通夜の参列する際は、服装だけではなく髪型・髪色にまで気を配りましょう。

注意点④:殺生につながる持ち物は身につけない

殺生とは生き物を殺す罪を指す言葉で、仏教では大変恐ろしい罪とされています。

したがって、殺生につながるような持ち物を持つことは、お通夜という場に相応しくありません。

たとえば、本革製品はすべて生き物の皮ですし、「ヘビ柄」「ワニ柄」「フェイクファー」などは、偽物であっても殺生を思い起こさせます。

お通夜に参列する際は、殺生につながる持ち物を身につけないようにしましょう。

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まとめ

お通夜の服装は、葬式よりは緩やかなものの、最低限守るべきポイントやルールがあります。

服装全体の色・生地・デザインを確認して、お通夜に相応しいコーディネートで参列しましょう。

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