終活の第一歩は「終活ノート」の作成ですが、この終活ノートの記載内容は多岐に渡るためなかなか作業が進まない方が多いようです。
そこで、ここでは終活ノートの記載内容を説明しながら、「書き方」「注意点」「メリット」などを解説します。
終活を行う手順なども詳しく解説しますので、これから終活を行う方や現在終活を行っているけれどあまり効率良く作業が進んでいない方にとって、非常に有益な内容です。
目次
終活ノートとは

終活ノートとは別名「エンディングノート」とも呼ばれ、人生の最後を迎えた際に備えて相続や葬儀の方針を決め、遺される家族にご自身の考えを伝えるために準備するものです。
また、これまでの人生を振り返って家族に伝えたい言葉を書き残したり、やり残したことを明確にしてこれからの時間を前向きに過ごすきっかけにする方もいます。
終活ノートの記載内容

終活ノートを作成する際には、記載されている内容を理解する必要があります。
ここでは、終活ノートの記載内容を解説します。
自分自身について
終活ノートに記載する自分自身の情報は、もしもの時があった際に本籍地や生年月日の申告が必要になるためです。
自分自身についての情報は次のとおりです。
- 出身地
- 生年月日
- 家族情報
- 小学校から最終学歴までの学校名
- 引っ越しの有無とその年代
- これまでの勤め先
- 自営の場合は会社名や職種 など
家族であってもこれらすべての情報を覚えていることは難しいため、正確な情報を終活ノートに書き込みます。
ご自身についての記載は、自分自身のこれまでを見つめ直す機会でもあるため、これからの人生でやりたいことが明確になり、今後の人生を積極的に過ごすきっかけになるでしょう。
医療や介護について
終活ノートには、医療や介護についてのご自身の希望や方針も記載します。
ご自身の判断力が低下して、正確な判断ができなくなる可能性は誰しもあるものです。
そのときに備えて、次の意思を終活ノートに記載します。
- 延命治療や臓器提供を希望するのか否か
- 病名を告知するのか否か
- 介護が必要な際は「誰に」「どこで」「どのようにしてほしいか」
- 介護費用はどのように捻出するのか など
延命治療や臓器提供は家族の判断となりますが、その際にも終活ノートの中でご自身の希望があるかないかで家族の精神的な負担は大きく変わります。
介護に関しては親族を指定して無理なお願いをすることはできませんが、本人の希望があることでスムーズに介護体制を整えることが可能です。
葬儀方法について
葬儀方法について終活ノートに記載があれば,悲しみに暮れる遺族の負担をできるだけ軽減して素早く葬儀内容を決定できるでしょう。
葬儀内容をご自身で調べ、どのような葬儀が最適なのかを考え希望を記載します。
葬儀内容についての記載は次のとおりです。
- 葬儀方法
- 喪主
- 祭壇の種類
- 参列者の範囲
- どんな音楽をかけるのか など
ただし、葬儀は自分以外の方も関わるため、家族と話し合いながら進めることをおすすめします。
お墓について
ご自身が入るお墓についても事前に取り決めがあれば、遺族はその意思に従うことで速やかにお墓を準備することができます。
お墓の希望については次のように分かれます。
- 先祖代々のお墓
- 新しいお墓
- 納骨堂
- 散骨
- 樹木葬 など
お墓の種類や供養形態はご自身で調べ、希望がある場合は終活ノートに記載しましょう。
財産相続と遺品について
財産の相続や形見分けに関する希望がある場合も終活ノートに記載します。
その際には、ご自身の財産や遺品について正確に把握して家族に周知します。
特に、財産の中には家族がわからなければそのまま放置されてしまう可能性があるものもあります。
家族が把握しやすい書き方を心がけ、正確に記載するように心がけましょう。
なお、放置される可能性がある財産は次のとおりです。
- 不動産
- 有価証券
- ネット銀行口座
- 為替取引に関する口座 など
なお、遺品は相続者に対して多ければ多いほど負担となるため生前から整理を始め、残ったものを「形見分け」として託すことをおすすめします。
親族と知人について
ご自身はわかっていても、家族がご自身の交友関係を正確に把握しているとは限りません。
もしもの時に連絡したくても連絡できないことも良くあるため、あらかじめ「葬儀の際には連絡する人」「入院した際に連絡をする人」と分けて終活ノートに記載しておけば家族の負担を減らすことができるでしょう。
終活ノートのおすすめの書き方

ここでは、終活ノートにはどのようなことを書けば良いのか、またその書き方について解説します。
終活ノートの書き方を理解して、ご自身や遺された家族にとって役立つ終活ノートを作るよう心がけましょう。
記載されている項目を把握する
市販されている終活ノートを利用する場合は、一度ゆっくりとすべての項目を確認することをおすすめします。
基本的に終活ノートには次の項目が記載されています。
- 個人情報記入欄
- 資産情報記入欄
- 家族へのメッセージ記入欄
しかし、細かい部分の項目は終活ノートによって異なります。
ひと通りの項目を確認すれば、どのような内容を記載すれば良いのかを理解できるでしょう。
書ける項目から埋める
終活ノートの項目を確認していると、すぐに書ける項目を確認できます。
終活ノートを効率的に書くためには、このようなすぐに書ける部分から書くことが大切です。
無理に冒頭から書こうと思ったり、現状ではまだわからない箇所を無理をして埋めようとすると、終活ノートへの記載がまったく進まなくなってしまします。
「書けそうな箇所を見つけて順番に書いていく」という方法が一番効率の良いおすすめの書き方です。
すべての項目が埋まったら読み返し、ご自身の気持ちが正確に書かれていることを確認して問題がなければ終活ノートは完成です。
自分の気持ちをはっきりする
終活ノートではご自身の考えや家族に対する思いなどを文字にするため、ご自身が伝えたい気持ちをはっきりしておく必要があります。
気持の整理がつけば終活ノートに記載する内容も決まるため、多くの項目を埋めることができるでしょう。
普段は伝えにくい事柄や気恥ずかしい言葉でも、終活ノートを通すことで家族に伝えることができます。
ご自身の財産を整理する
どの種類の終活ノートを見ても、相続に関する項目は必ずあります。
これは終活と相続は関連が深く、「終活=相続問題を回避する方法」と考える方が少なくないためです。
そのため、ご自身の資産については現金や株式はもちろん、負債となる資産まで記載した方が良いでしょう。
ご自身が保有する資産を一度すべて洗い出し、遺された家族が相続トラブルを起こさないように努めてください。
何が心配なのかを想像する
もしもご自身が大病を患いその終末期となった場合に、ご自身の意思を伝えることができなくなる状況は十分に考えられます。
このような場合に備えて、介護や延命治療などご自身が心配だと思うことを終活ノートに記載しましょう。
ご自身が元気なうちからこれらの心配事についての決めごとがあれば、家族は最適な対応方法を短時間で決めることができるため安心です。
参考になる終活ノートを確認する
ここまで就活ノートのおすすめの書き方を説明しましたが、それでもどうしてもイメージがわかないという方もいるでしょう。
そのような方は、大型書店や文具店へ足を運び、実際の終活ノートを確認してみることをおすすめします。
終活ノートを手にとって記載内容を確認すれば、ご自身にあった種類の終活ノートの種類や書き方が想像できるものです。
終活ノートの書き方の注意点

ここからは、終活ノートを書く際の注意点を解説します。
- 終活ノートとは別に遺言書が必要
- 保管場所に気をつける
- 定期的な見直しが必要
- 余計な情報は書かない
注意点①:終活ノートとは別に遺言書が必要
終活ノートはあくまでもご自身の希望や意思を記載するノートです。
そのため、終活ノートに相続についての記述があってもそれは法的な拘束力を伴うものではありません。
法律によって定められた相続以外を希望するなら、終活ノートだけではなく法的な拘束力を持つ「遺言書」を作成する必要があります。
注意点②:保管場所に気をつける
終活ノートにはご自身の大切な個人情報を多く含んでいるため、他人に見られないような場所に保管しなければなりません。
中には、相続の内容が気になってしまい、親族が終活ノートを覗いてしまうという問題も起きています。
このようなことが起こらないためにも、保管場所はご自身が管理する鍵付きの引き出しや家庭用の金庫などが最適です。
さらに、用心を重ねて銀行の貸金庫などを利用する方もいます。
これらは非常に安全ではありますが、ご自身以外が開けることが難しいため、おすすめすることはできません。
終活ノートはもしものときに家族が確認できなければ意味がないのです。
注意点③:定期的な見直しが必要
ご自身が希望する未来は常に変化し、それに合わせて考え方も変わるものです。
そのため、終活ノートも一度書いたら終わりではなく、定期的な見直しで最新の考えに更新する必要があります。
また、新しい契約を行った場合はその契約を反映した内容に書き換え、反対に契約期間が終了したものについては削除するなどの書き換えを行いましょう。
注意点④:余計な情報は書かない
終活ノートに記載する情報は多岐にわたりますが、中には書かなくても良い情報もあります。
最悪の場合、何らかのトラブルに巻き込まれることを想定して、クレジットカードの番号や銀行口座の暗証番号などの記載は控えた方が無難です。
終活を行うメリット

終活ノートを活用することで効率的に作業を進めることができる終活作業ですが、ここでは終活自体がもたらすメリットについて解説します。
- 遺された家族を安心させられる
- ご自身の想いを後世に残すができる
- ご自身の人生を振り返ることができる
メリット①:遺された家族を安心させられる
ご自身が亡くなった後の家族には相続が発生します。
そのため、財産の全体を正確に把握し誰にどれだけの財産を相続するのかを決めておかなければ、遺された家族はトラブルを起こすことも考えられます。
終活作業の中で財産についての取り決めを行っていれば、遺された家族はその取り決めに従って財産を分割するため、相続問題でトラブルを抱えることなく安心して生活ができるのです。
メリット②:ご自身の想いを後世に残すができる
生前から周囲に対して言えなかったことや言いそびれてしまったことでも、終活作業の中でそれらの言葉を文字に残すことが可能です。
ご自身が死を意識することで始めて思うことや、言い残したい言葉が出てくる可能性は十分考えられます。
家族のためはもちろん、ご自身の想いを後世に残すという意味でも終活には大きなメリットがあります。
メリット③:ご自身の人生を振り返ることができる
終活作業は今までの人生を振り返る時間です。
ご自身が生きてきた時間を統括するという意味でも、終活は意義のある作業です。
また、これまでの人生を振り返る中でやり残したことも見つかれば、新しい作業に着手するきっかけになるでしょう。
終活を行う手順

ここまでは終活ノートについて説明してきましたが、ここではその終活ノートを使った終活作業の手順を解説します。
- 終活ノートの準備
- 相続財産の管理
- 遺産相続の分配の決定
- 遺言書の作成
- お墓の決定
- 遺影用の写真の準備
- 遺産整理
ステップ①:終活ノートの準備
終活を行う際には、初めに終活ノートを準備します。
終活ノートは遺言書とは異なり、ご自身の思いを自由に記載することができるノートです。
終活ノートには、次の項目を記載することが一般的です。
- 個人情報:「生年月日」「住所」「本籍地」「血液型」「契約情報」「好きな食べ物」「性格」
- 医療:「持病」「常用している薬」「かかりつけ医院」「アレルギーの有無と種類」
- 相続:「金融機関情報」「有価証券情報」「保険の種類」
- 死亡後:「葬儀場所」「葬儀方法」「喪主の氏名」「納骨場所」
- 遺言:「遺言の有無」「遺言書の保管場所」 など
ステップ②:相続財産の管理
終活を行う際には、相続財産の管理が非常に重要です。
現在所有している財産だけでなく「負債「借入」「ローン」についても記載します。
これは、内容によっては相続の際に、限定認証(相続によって得た財産の限度内でマイナスの遺産も継承する方法)を行う場合もあるためです。
現在の財産を把握する
ご自身が現在保有している財産を終活ノートに記載します。
保有財産には次のものが該当します。
- インターネットバンクを含む預貯金
- 所有している不動産
- 所有している土地
- 加入している生命保険
- 株や投資信託
- 有価証券
- 保証債務
- 借入金
- ローン など
これから入る財産の扱いを決める
これから入る生命保険などの財産についてもまとめておきましょう。
これから入る財産には次のものが該当します。
- 生命医療保険
- 損害賠償保険
- 個人年金
- 公的年金
- 企業年金
- 不動産
- 株式 など
ステップ③:遺産相続の分配の決定
ご自身が所有する財産の把握が完了したら、その財産を誰にどのように分配するのかを決定します。
ただし、先ほどお伝えしたように、終活ノートには法的な拘束力はありません。
そのため、遺産相続に関しては遺言書を作成した方がトラブル回避という観点から考えれば適切でしょう。
なお、遺言書も作成し終活ノート内においても遺産相続に関する記述を行う場合は、2つの書類の内容に違いがないのか確認する必要があります。
遺言書と終活ノートに異なる記述があった場合、思わぬ遺産トラブルに発展してしまうケースもあるため注意が必要です。
ステップ④:遺言書の作成
ご自身が考える遺産相続を確実に行うための遺言書には、複数の種類と法的拘束力を行使するための条件があります。
ここでは、遺言書の種類と特徴を解説します。
自筆証明遺言
自筆証明遺言はその文字のとおり、すべてをご自身で作成する遺言書です。
書き方や書式もご自身が自由に決めることができるため、比較的手軽に作成できる遺言書といえるでしょう。
ただし、この遺言書は民法968条の規定を満たしていない場合は、内容が無効となってしまいます。
普段の生活から公的な書類に慣れていない方にとっては、あまりおすすめできない遺言書です。
公正証書遺言
公正証書遺言は公証役場で公証人の立会いのもと作成する遺言書です。
書き方を間違えるリスクも非常に少なく、保管場所も公証役場となるため改ざんや盗難の心配もありません。
確実な相続を行う上で、公正証書遺言は非常におすすめの遺言書です。
秘密証書遺言
秘密証書遺言はご自身で作成した遺言書を公証役場へ持参することで、「間違いななく自分で作成した遺言書である」ということを証明することが可能です。
これにより遺言書の存在を公表したくない場合や、家族に秘密することが可能となります。
しかし、そもそも遺言書は家族に秘密にするものではありませんし、この秘密証書遺言ではその内容を公証人が調べて確認を行う訳でもありません。
記述方法が間違っていれば無効となることは他の遺言書と同様のため、メリットよりもデメリットの方が大きい遺言書と言えるでしょう。
ステップ⑤:お墓の決定
生前からご自身が入るお墓を決定するということは、ご自身が納得できるお墓を購入できるというメリット以上に、遺された家族の負担を軽減するという意味合いが強い終活作業です。
なお、お墓の購入にかかる費用は次のとおりです。
お墓の費用相場
お墓の購入費には次の3種類が含まれ、それぞれの費用相場は次のとおりです。
- 墓石代金:70万円~200万円
- 永代使用料:東京23区のように土地代が高い地域では100万円~200万円、全国平均では20万円~60万円ほど
- 管理費:年間5,000円~2万円
ステップ⑥:遺影用の写真の準備
遺影写真とは葬儀の際に用いる故人の写真です。
遺影をあらかじめ用意していない場合は、遺族は急いで遺影用の写真を探し写真加工業者へ渡さなければなりません。
葬儀準備中の負担を考えれば、遺影はあらかじめ用意しておいた方が良いでしょう。
ステップ⑦:遺産整理
ご自身の死後、生前の持ち物の全てを遺族が整理するのは体力的にも精神的に苦痛を伴う作業のため、遺品は生前整理を行っておいた方が賢明です。
なお、近年では遺族に時間的な余裕がない場合や体力的・精神的な苦痛を避けるため、遺品整理業者へ依頼する方も増えています。
遺族の状況によって活用を検討してみましょう。
【用途別】終活ノートの選び方

一見すると同じような終活ノートですが、伝えたい内容や目的に応じて多種多様な種類が販売されているため、ご自身の用途別に最適な一冊を選ぶ必要があります。
ここでは、用途別に終活ノートを分類してその特徴を解説します。
情報伝達として活用したい方
終活ノートの伝達事項は大きく分けて次のように分類できます。
- 資産
- 遺言
- 相続
- 葬儀
- お墓
伝達事項に特化した終活ノートは、これらの情報を記載する項目が充実している特徴があります。
また、さらにこれらの情報から派生して、ご自身が話すことができなくなった際の対応方法や延命治療の有無などにも触れています。
終活ノートに必要な情報は、この一冊で賄うことができます。
書き方に不安がある方
終活ノートの作成に不安がある方には、解説やコラムが付いたタイプがおすすめです。
また、用語集やガイドブック付きの終活ノートは、記載する内容を整理するのにも非常に便利に活用することができるため、漠然と終活を始める方にとっては特におすすめです。
中には、ご自身が亡くなった後に必要な手続きなどの手引きが付いてるタイプもあり、家族と共有することでやることが明確になり終活をスムーズに進めることができます。
大切な人へ想いを残したい方
大切な方へメッセージを残したい方は、家族へのメッセージや友人の連絡先の項目が多い終活ノートがおすすめです。
中でも、葬儀に参列して欲しい人や訃報を伝えるだけの人など細かく項目が分かれているタイプは、葬儀を行う遺族にとっては負担が軽減するため人気の高い終活ノートです。
人生を振り返りたい方
人生を振り返る目的で終活ノートを作成する方には、自分史の項目が充実した終活ノートがおすすめです。
この世に生を受けてからどのような道を歩みどのような人物と出会い現在があるのか、過去の自分を見つめ直してこれからを考える行為は終活作業には最も大切です。
このタイプの終活ノートは、遺された家族にご自身が生きた証を残すことができます。
保険や各種口座を記載したい方
ご自身の備忘録として終活ノートを活用したいと考えている方にとっては、次の項目が充実したタイプがおすすめです。
- 資産
- 保険内容
- 各種口座番号
- クレジットカードの種類(暗証番号に関しては記載するのはおすすめできません)
このタイプの終活ノートは生前から財産を管理する目的で使うことができるため、比較的若い年代の方にも人気があります。
終活ノートは夫婦で話し合って書くことも効果的

いざ終活ノートを書き始めるとご自身についての記述は気楽に書くことができますが、「病気」「医療」「葬儀」などのテーマに関してはなかなか筆が進まないものです。
そんなとき、一人で考えこんでいては一向に考えはまとまらないため、夫婦で話し合いながら書き進めることをおすすめします。
以前は終末期の医療や葬儀に関することは「縁起でもない」という理由から、夫婦間でも話題にしづらい雰囲気がありました。
しかし、現在では終活作業や就活ノートの存在が一般的に認知され、この風潮は変わりつつあります。
中にはご夫婦でインタビュー形式で終活ノートを作成し、その内容を共通している方もいます。
まとめ

終活ノートの記載内容は多岐にわたるため、初めはその項目の多さからあまり気乗りしない方もいますが、書き方自体は難しくありません。
また、何度でも作り直せるため、現在のご自身の考えや心境を反映して作った終活ノートは、時間経過とともに心境に変換があれば作り直すことが可能です。
ご自身にとっても漠然とした最後の時を明確にすることで、遺された家族の精神的な負担は大きく減少します。
まずは気楽な気持で終活ノートを手に取り、ご自身のこれまで歩みを振り返ってみましょう。