【2021】身内に不幸があった際の対応は?連絡方法&内容・不幸があった人への返信方法

不幸があった 一般知識・マナー

身内に不幸があったとき、遺族はさまざまな手続きや所縁のある人達への連絡など、多くのことを行わなければなりません。

不幸があったという連絡を受けた人も、葬儀に参列するためにスケジュールを調整したり、遺族に対してお悔やみを伝えたりなどマナーを守った対応が必要です。

今回は、身内に不幸があった際にやるべきことや具体的な方法、守るべきマナー・注意点について詳しく解説します。

身内に不幸があった際にやるべきことは?

遺族が手続きを行う

身内に不幸があったとき、遺族は故人の逝去を見届けた直後から、さまざまな手続きや対応を行います。

その種類は多岐に渡りますが、遺族も精神的に不安定な中で行わなければならないため、やるべきことをあらかじめ把握しておくことが大切です。

では、身内に不幸があった際にはどのようなことをやるべきなのが、時系列に沿ってお伝えしましょう。

身内に不幸があった際にやるべきこと
  • 遺体の引き取りの手続き
  • 親族への連絡
  • 葬儀の手続き
  • 会社・学校の忌引きの手続き
  • 葬儀後の手続き

遺体の引き取りの手続き

故人の逝去が確認されてすぐに行わなければならないのが、遺体を引き取るための手続きです。

故人の死亡が公的に認められるためには、医師からの死亡診断を受けて「死亡診断書」を書いてもらわなければなりません。

医師が死亡診断書を作成している間に、遺体は看護師によって医療的措置や清拭などを受けますので、遺族は退院手続きや葬儀社への連絡を行い、遺体を搬送する準備を行います。

一人で多くの手続きを同時に行うのは大変な作業になりますので、できるだけ手分けして手続きの漏れがないように気をつけましょう。

親族への連絡

遺体の引き取り手続きに間に、同時進行で行うのが親族への連絡です。

親族には葬儀の準備段階からお手伝いをしてもらうことも多いため、故人や遺族に近しい間柄から順番に連絡していきましょう。

一番良いのは電話による連絡ですが、故人の亡くなった時間によっては電話に出られないことも多いので、電話で連絡がつかないようならメールで第一報を入れておくようにしてください。

葬儀の手続き

遺体を引き取って安置をしたら、具体的な葬儀の手続きを行います。

葬儀の形式・規模・葬儀日程といった大まかな流れから、用意する祭壇・棺・仏具や供花などの細部に渡るまで、葬儀に関係するさまざまなことを短時間で決めなければなりません。

さらに、火葬をするための手続きや火葬場の予約、参列者への通夜振る舞い・精進上げの会食の手配なども行うため、遺族だけでは手が回らないこともあります。

わからない点があったら、その都度葬儀社と相談し、遺族・親族で手分けして手続きを進めましょう。

会社・学校の忌引きの手続き

葬儀日程がはっきりしたら、会社や学校に連絡して忌引きの手続きを行います。

会社への忌引きの連絡は、確実に伝わるよう直属の上司に電話で伝えることが基本です。

すぐにつながらないようなら第一報としてメールを出しておき、後から必ず電話で詳細を伝えるようにしましょう。

学校への連絡は担任へ行いますが、直接話が出来ないようなら学年主任や校長・教頭、部活の顧問の先生などつながりがある先生と話すようにしてください。

葬儀後の手続き

故人の葬儀が終わった後、できるだけ早い段階から始めなければならないのが死後の事務手続きです。

故人の年金手続きや公共料金の名義変更といった公的手続きから、カードや携帯の解約といった私的な手続きまで幅広く行うため、あらかじめリストを作成して効率よく進めるようにしましょう。

葬儀後の手続きの具体例は次のとおりですので、リストを作成する際の参考にしてください。

 

タイミング 手続き内容
死後の公的手続き
  • 住民票の世帯主変更手続き
  • 故人の健康保険停止の手続き
  • 故人の年金停止手続き
  • 遺族年金の手続き
  • 水道光熱費の名義変更手続き
死後の私的手続き
  • 故人名義の銀行口座の凍結
  • 故人のクレジットカードの解約
  • 故人の携帯電話の解約
  • 遺産相続の手続き
  • 故人名義のローンに関する手続き
  • 故人のメールアドレスやアカウントの解約

お伝えした例だけでもかなり手続きが多いですが、実際に行ってみると「これもやるべきだった」というケースが少なくありません。

故人が遺言やエンディングノートを遺しているなら、詳細が記されていないかよく確認してみましょう。

また、公的手続きは専門的知識が必要なこともありますので、わからない点があったり個人では難しいと感じたりする場合は、弁護士や行政書士・司法書士といった専門家に相談してみてください。

不幸があったことを連絡する方法は?

不幸があったことをメールする

不幸があったことを親戚や関係者へ連絡する際は、伝える相手に合わせて連絡方法を変えることも大切です。

ここでは、不幸があったことを連絡する方法について、具体的な例を挙げてお伝えしましょう。

不幸があったことを連絡する方法
  • 電話で伝える
  • メールで伝える
  • 直接会って伝える

電話で伝える

不幸があったことを早急に伝えたい場合、電話による連絡が適切です。

近しい親族や会社の上司・葬儀のお手伝いをお願いする友人など、早い段階で伝えたい人にはまず電話で連絡してみましょう。

近年、多くの人が故人で携帯電話を所持しているので、知っているなら携帯電話で不幸があったことを伝えてください。

メールで伝える

電話での連絡がつながらなかったり、急ぎではないけど葬儀の案内は伝えたかったりする際は、メールで不幸があったことを知らせましょう。

メールは文字で内容が残りますので、受け取った人も読み返して確認できるメリットがあります。

グループで利用できるチャットで伝えても良いですが、次の話題に押されて読み流されたり気づいてもらえなかったりする可能性もあるので、個別に確認できるメールで伝えるようにしてください。

直接会って伝える

電話番号やメールアドレスを知らない人には、直接会ったときに不幸があったことを伝えるようにします。

たとえば、毎日挨拶をしているご近所の人や子供の友人の親など、顔を合わせる頻度が高くても連絡先を知らないケースがありますよね。

このような人には、直接会って不幸があったことを伝え、葬儀日程や場所などを知らせると良いでしょう。

不幸があった際に連絡すべき内容

電話で不幸があったことを聞く

不幸が会ったことを伝える際、連絡するべき内容を整理して伝えると、相手も理解しやすくなります。

不幸が会った場合は、どのようなことを伝えるべきなのか、具体的な内容をお伝えしましょう。

不幸があった際に連絡すべき内容
  • 故人の名前と亡くなった日時
  • 葬儀の日程と形式
  • 喪主の名前と故人との続柄

故人の名前と亡くなった日時

最初に伝えるのは、亡くなった人の名前と亡くなった日時です。

不幸があったという知らせを受けた人の多くは、「誰が亡くなったの?」「いつ亡くなったの?」という疑問が最初に浮かびます。

「父の〇〇(故人の名前)が〇日の〇〇時ごろ亡くなりました」という形で、自分から見た続柄も交えて伝えるようにしましょう。

葬儀の日程と形式

不幸があったことを伝える際、すでに葬儀日程と形式が決まっている場合は、具体的な情報を伝えるようにしてください。

「〇〇市〇〇町の△△葬儀場にて、○月○日午後○時よりお通夜、翌○日午前○時から告別式を行います」と知らせておくと、参列者も予定を立てやすくなるためです。

ただし、葬儀形式が密葬や家族葬といった形式で、一般参列者にご遠慮いただいたり香典辞退を申し入れたりする場合は、事前にその旨を知らせて配慮してもらえるようにしてください。

喪主の名前と故人との続柄

「故人からみてどのような続柄の人が喪主をしているのか」という情報も、不幸があったことを知らせる際に必要です。

葬儀に送られる供花や供物は、代表者として喪主の人に宛てて送られることがほとんどなので、喪主の名前と故人との続柄を書いて知らせるようにしましょう。

不幸があった人への返信方法は?

便箋と薄墨の筆ペン

不幸があったという知らせを受け取った場合、すぐに返信してお悔やみを伝えたいものですよね。

しかし、葬儀で忙しい遺族の立場を考えると、どのような返信方法が失礼にならないのか悩む人も少なくありません。

ここでは、不幸があった人に失礼にならない返信方法についてお伝えします。

不幸があった人への返信方法
  • 直接お悔やみを伝える
  • メールでお悔やみを伝える
  • 手紙でお悔やみを伝える

直接お悔やみを伝える

葬儀のお手伝いをしたり、参列者として葬儀に足を運んだりする場合は、直接遺族にお悔やみを伝えましょう。

お手伝いをするのなら、早めに会場へ出向いてすぐにご挨拶をし、お悔やみの言葉と一緒に香典や供物を渡します。

葬儀に参列する際に挨拶をする場合は、受付でお悔やみの言葉を述べてから香典や供物を渡し、芳名帳に記載して会場へ入りましょう。

メールでお悔やみを伝える

不幸があったことをメールで知った場合は、そのままメールで返信しても問題ありません。

ただし、遺族は葬儀の準備で忙しく頻繁に返信できませんので、質問したり文章が長くなったりといった文面は避け、できるだけ簡潔にお悔やみの言葉を伝えるようにしてください。

手紙でお悔やみを伝える

何かしらの事情があり、時間が経ってから不幸があったことを知った場合は、手紙でお悔やみを伝えましょう。

無地の白い便箋や弔事用の葉書などを用意し、連絡が遅くなったことへのお詫びと心からのお悔やみを伝えれば、遺族に対して失礼になりません。

香典を送る場合も手紙を用意し、心からの哀悼の意を表しましょう。

身内に不幸があった際にやってはいけないこと

やってはいけないこと

身内に不幸があった人は、故人の死を弔い静かに過ごす「忌中」「喪中」という期間を迎えます。

忌中・喪中の間は、慶事や神事・賑やかな行事などは避けなければなりません。

身内に不幸があった際にやってはならないこととはどのようなものなのか、具体的な例を挙げてお伝えしましょう。

身内に不幸があった際にやってはいけないこと
  • 結婚式
  • 初詣
  • 慶事への出席
  • 旅行
  • 飲み会やレジャー

結婚式

結婚式は、人生において晴れやかな節目の行事なので、身内に不幸があったばかりの人は避けるべきと考えられています。

しかし、近年では「四十九日を過ぎたら喪中であっても結婚式をして良い」「両家で話し合って決めたなら行っても良い」というケースもあり、新郎新婦の事情が優先されることも少なくありません。

基本的には「結婚式を延期する」「結婚式に参列しない」ことが一番ですが、どうしても避けられない事情がある場合は、親族間できちんと話し合ってから決めるようにしましょう。

初詣

神社で新年のご挨拶をする初詣は、不幸があり忌明けをしていない人がやってはならない行為です。

神道において人の死は穢れと考えられており、忌中の人はまだ穢れを背負っている状態なので、神社へ詣でるのは神様に対して失礼になります。

身内に不幸があったとしても、忌明けをした後の喪中期間なら問題ありません。

初詣は、「忌明けをしているかどうか」で判断してください。

慶事への出席

出産祝いやお宮参り・七五三など、人生における慶事への出席は控えましょう。

慶事の多くは神事につながっていることも多く、忌明けしていないと神様へ失礼になってしまうためです。

慶事を行う人からどうしても出席して欲しいと請われるようなら、事前に周囲の人と相談したり他の人に了解を得たり配慮を忘れないようにしてください。

旅行

遠方へ出かける旅行は、慎ましやかな生活からかけ離れた行為なので、身内に不幸があったばかりの人は控えるべき行動です。

特に、忌明けしてない時期の旅行は、周囲の人からもあまり良い顔はされません。

すでに交通機関のチケットやホテルの予約がされている場合も、死亡診断書や会葬礼状を提示すればキャンセル料が掛からないケースもありますので、旅行は控える方向で動くと良いでしょう。

飲み会やレジャー

飲み会やレジャーといったイベントも、身内に不幸があった人は謹んだ方が良いとされています。

ただし、ごく身内でひっそりと集まったり、友人数人と自宅で飲んだりといった程度であれば問題ありませんので、集まる場所や人数・規模を考慮しましょう。

身内に不幸があった際の注意点

注意点・ポイント

身内に不幸があった場合、遺族は多くの手続きや手配に追われるため、不注意や間違いをしないよう工夫をすることが大切です。

では、実際にどのようなことに気をつければ良いのか、具体的な注意点をお伝えしましょう。

身内に不幸があった際の注意点
  • やるべきことをリスト化して順位をつける
  • 伝えるべき内容はあらかじめまとめておく
  • 手続きや連絡は手分けして行う

やるべきことをリスト化して順位をつける

身内に不幸があった際は、まずやるべきことをリスト化して見えるようにし、どれから処理をするか順位をつけるようにします。

「やるべきこと」と「やるべき順位」がはっきりすれば、まずはここまでやれば良いという目標ができるため、遺族も動きやすくなるからです。

さらに、終わった手続きを消していけば進捗状況が見えやすくなりますので、やるべきことをリスト化して順位をつけると良いでしょう。

伝えるべき内容はあらかじめまとめておく

不幸があったことを知らせる際は、伝えるべき内容をあらかじめまとめておきましょう。

故人を亡くしたばかりの遺族は、葬儀の準備や今後の手続きで頭がいっぱいになってしまうことも多いので、言い忘れや伝え忘れをしてしまうことも少なくありません。

故人の名前・喪主の名前・葬儀日程や葬儀形式など、伝えたい内容はあらかじめメモにして伝え忘れがないようにしましょう。

手続きや連絡は手分けして行う

不幸があった後の遺族は、多くの手続きや連絡に追われます。

しかも、複数の事柄を同時に進めなければならないこともあるため、少人数ではこなせないかもしれません。

多くのことを抱え込み過ぎると、ミスや見落としも生まれます。

手続きや連絡が難しい時は遺族だけで抱え込まず、周囲の人と相談しながら手分けして行いましょう。

まとめ

身内に不幸があったとき、遺族は葬儀の手配から死後の事務手続きまで、さまざまな事柄を短期間で行わなければなりません。

何からやるべきか悩む人も少なくありませんが、やるべきことをリスト化して見えるようにし、順位をつけてから始めればスムーズに進められます。

不幸があったことを連絡する際も、あらかじめ伝える内容をまとめておくと「取りこぼし」や「伝え忘れ」がありません。

身内に不幸があった人は、「やるべきこと」と「やってはいけないこと」をよく確認し、わからないことや難しいことは周囲と相談しながら、落ち着いてさまざまな手配や手続きを行いましょう。

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